イランさんというのは私が間借りしているおうちの方です。一軒家の半分くらいを私に貸してくれ、なおかつ好き勝手に創作活動を許してくださった心の広い方です。そのおじさんが、私がたまたま購入したスピンドル(非常に原始的な糸紡ぎ器。芯の長いコマのようなもの)を見かけて、つい気になってしまった模様。
イランおじさん「おお、スピンドルじゃないか!」
私「ええ、でも昨日買ったばっかりでまだ使い方よく分かってないんですよ」
イランおじさん「僕やり方よく知ってるよ」
私「おお!是非教えてください!」
そんな会話の流れで、運よく実際のスピンドル経験者に出会えました。
ちなみにイランといえば豪華なペルシャ絨毯で有名な国。イランおじさん曰く、糸紡ぎくらい誰でも知っているそうな(本当かな?)。ちなみに私の今足元に引いてあるのも手織り、手つむぎのペルシャ絨毯です。買ったら非常に高価なんだとか…
なにはともあれ興味心身でイランおじさんに新品のスピンドルを手渡します。すると…
「ああ、ここは少し削って、溝を掘ったほうがいいねぇ…ナイフあるかい?」
とさっそくカスタマイズする方向に。未経験者の私には何がどうだめなのかなんて全く分からないので、とりあえず言われるままにナイフを差しだします。
しゅりしゅり
しゃりしゃり
黙々と削ること10分程度。
どうやら棒の先端に糸が通るらせん状の溝を掘った模様。なるほど、これで紡ぎやすくなるのですか!
溝の状態を確かめたいらしく、さっそくイランおじさんが目の前で実演してくださいます。
基本的な仕組みは簡単。
コマを回す要領でスピンドルを回し、その回転を羊毛まで伝わらせてよじれさせ、毛糸にします。
本当にそれだけですが、力加減や引っ張る強さ、回転量などが慣れてこないと、毛糸はまったく均一な太さになりません。
まぁそれがよいというのであれば全く問題ないのですが。
ちなみに私は太かったり細かったりしたほうがハンドメイドな味がするので好きです。
参考までにスピンドルのやり方を図で表してみました。
写真でもよかったのですが、単純な図のほうが逆に分かりやすいかと思いまして。
ちなみに自分もまだ初心者…というか昨日イランおじさんから教わったばかりなのでプロフェッショナルなことはまったく言えません。Youtubeなどで検索すればもっと詳しいやり方が載っていると思われますので、本気の方はそちらもあわせてお願いします。
今一生懸命紡いでます。
イランおじさんは「熟練したイラン女性なら1時間で1000mつむげるよ」
と言っていましたが私は1時間で数メートルも紡げません。
でも一番大切なのは、自分で何とかしてみようって思うこと。
へたくそだっていいじゃない、そこに愛があるなら。

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